2021年9月から韓国に新規導入されたシステム「K-ETA(ケーイーティ―エー)」は入国時に必要な電子渡航許可制度として知られていますが、現在日本から韓国に入国する際にK-ETAは必要なのでしょうか?
この記事では韓国の入国ビザ「K-ETA」の最新情報について紹介していきます
気軽に渡航できると人気の韓国旅行を思い切り楽しむためにも、ビザ情報は事前にしっかりと確認していきましょう。
K-ETAとは?
K-ETA(Korea Electronic Travel Authorization)とは2021年9月から新しく導入された制度で、韓国市民(韓国のパスポートを持っている人)と韓国に滞在&入国できる査証(ビザ)を持っている人以外が韓国に入国する際に必要な査証免除プログラムです。
導入前は日本のパスポート保持者は入国から90日以内の滞在に限り、ビザなしで入国が許可されていました。
しかしコロナ禍の後に新しくK-ETAが導入されたため、コロナ禍の後に韓国旅行をしようと考えた人はこのK-ETAの存在に戸惑ったでしょう。
実際にK-ETAについてよく知らずに申請せず、渡航当日に空港から出発できなかったという人も……
K-ETAはアメリカ入国時に必要なESTA(エスタ)やオーストラリア入国時に必要なETAS(イータス)と同じ役割を持っています。
K-ETAの申請・取得はどうやるの?公式サイトからの申請方法
K-ETAの申請をするEK-ETA公式サイトでは日本語を選択することができるため、手順に沿って申請するだけで取得できます。
手順としては以下の通りです。
- 利用規約の確認
- E-mail入力
- パスポート情報入力
- 申請情報入力
- 入力情報の確認
- 手数料のお支払
- 申請完了
簡単な内容なので申請情報さえ間違っていなければ、問題なく取得できるでしょう。
ちなみにモバイルアプリからの申請以外は顔写真のアップロードが必要になりますので注意が必要。
費用は10,000ウォン(日本円でだいたい1000円ほど)で、取得日から3年間使えます。
ちなみに17歳以下と65歳以上の方はK-ETAの申請が不要ですが、申請することによって入国カードの提出が免除になるため申請しておくことも可能です。
1000円かかるけど入国カードの記入&提出が面倒な方は取得がおすすめ
K-ETAの取得にあたっての注意点
K-ETAは出発の72時間前までに申請する必要があります。
事前に申請は可能ですが、申請(取得)日から3年の使用期間(2023年7月2日以前に申請した場合は2年間)になるため取得が早すぎるとその分期限が切れるのも早くなるので注意しましょう。
また、取得してからパスポート更新や再取得などでパスポート情報が変更になる場合は再度K-ETAの取得が必要になります。
K-ETA取得前にパスポートの期限もチェックしておきましょう
期限内(3年以内)なら何回の渡航でも使えるので、一度取得しておけば安心です。
「2023年4月1日から2024年12月31日」までK-ETA免除!
2023年4月に新たに発表された日本を含む22カ国の地域を対象としたK-ETAの免除制度。
これにより多くの国の人が入国から90日以内の滞在が無査証(ノービザ)で許可されることになりました。
対象国は以下の通りです。
アジア | 日本、台湾、香港、シンガポール、マカオ |
米州 | アメリカ(グアム含む)、カナダ |
欧州 | イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、スペイン、ポーランド、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ベルギー、デンマーク、オーストリア |
オセアニア | ニュージーランド、オーストラリア |
2024年12月31日まで対象国の人は無査証で入国できるので申請の必要がないため安心ですね。
まとめ
今は一時的に免除されているK-ETAですが、2024年12月31日以降はまた通常に戻る模様です。
今回のように期間限定で免除される場合もあるかとおもいますが、何度も渡航をする予定のある人は一度取得してしまったほうが安心でしょう。
韓国は一番身近な国で、日本に似ているようでまた違った文化や食に触れられる機会の多い場所です♪
2泊3日でも十分楽しめるので、ぜひ旅行してみてくださいね