7月に政府から新たに支給が始まったCOVID-19 Disaster Payment(コロナ補助金制度)。
今回は、さまざまな申請方法があるなかで永住権や市民権、パートナービザなどCRN(Centrelink Customer Reference Number)を持っている人たちが申請する際に必要なオンラインでの申請方法を紹介していきます。
今後もロックダウンをする地域が増えてくると思うので、その際の参考にして頂ければ幸いです。
COVID-19 Disaster Paymentの申請方法
前回の記事ではCOVID-19 Disaster Paymentの受給資格や、COVID-19 Disaster Paymentでもらえる額、他の申請方法について紹介しましたが、今回はCRNを持っている人(市民権や永住権、パートナービザなどの保持者)が申請する方法について紹介していきます。
まずCRNとはCentrelink Customer Reference Numberの略で、市民権や永住権を持っている人は持っているはずです。
また、パートナービザなどのメディケアカードを保持する人もなにかのタイミングで作っている場合は持っています。
※作っていない場合は電話または窓口で申請をする必要があります。
また、永住権を持っている人はオンラインで申請できます。
どちらも申請の際にはパスポートやオーストラリアの運転免許証、オーストラリアのビザなどの身分証明書が必要になります。
私の場合はどのタイミングで作ったのかもはや覚えていませんが、確かメディケアカードの申請にセンターリンクに行った際に作ったような気がします……
とにかく「My gov」というATO(タックスリターンの時に使います)などの主要なシステムを一括でリンクできるサイトにてCenterlinkがリンクされている人はこのCRNを保持しているので、Centerlinkへ飛べば自分のCRNを確認することができますよ。
ここでCRNを確認できた人は、オンラインでの申請が可能となります!
CRNを持っていない人は電話での申請方法をご覧ください。
オンラインでの申請方法
まずオンラインで申請する前に、自分に受給資格があるか確認しましょう。
受給資格がある場合は申請することができるので、My govのサイトへログインしましょう。
ログインすると、初めのページに【Government support for Coronavirus】というものがでてくると思います。
COVID-19 Disaster Paymentの申請フォームへはこちらからいけます。
実際にオンラインで申請しよう
1.Government support for Coronavirusをクリックすると次のページ(Make a claim)に進むので、そこで【Affected by coronavirus(Covid-19)】を選択します。
2.すると、コロナによって影響を受けた際に受けられる補助金制度のいくつかがでてくるので、【COVID-19 Disaster Payment】を選択してください。
3.その後、まず「Eligibility check」というフォームを完了させる必要があります。
こちらのフォームは受給資格があるかどうかをみるためのフォームなので、ここで受給資格がないと判断された場合は次に進めないであろうと思われます。
4.このフォームで聞かれることはおおまかに、以下の通りになります。
- 個人情報などのプライバシー関連のルールの説明
同意するかしないかなので、「Yes」を選びましょう。
- 今現在オーストラリアに住んでいるか
そもそも住んでいないと受給資格がないので「Yes」
- なにかセンターリンクから補助金をもらっているか
一覧にある補助金をもらっている人は「Yes」、もらっていない人は「No」
- オーストラリアの永住権、市民権、働けるビザを持っているかなど
持っていない人は受給資格がないので「Yes」
- どの州に住んでいるか、働いているか
- どのエリアに住んでいるか、働いているか
- どの期間のDisaster Paymentを申請したか
- その期間、1日分もしくは8時間は仕事を失ったかどうか
何時間仕事の時間が減ったのかは、この次の段階のフォームで入力するので「Yes」
- 雇用主がコロナのパンデミックの際の特別な休暇を支援してくれるかどうか
支援してくれる場合は受給資格がないので「No」、ある場合は雇用主から支払われていなければならないです。
- COVID-19 Disaster Payment以外のコロナ関係の補助金をもらっているか
一覧にある補助金をもらっている人は「Yes」、もらっていない人は「No」
- あなたの雇用主に連絡をとる許可をくれるかどうか
「Yes」と答えないと補助金はもらえないので「Yes」。本当に在籍しているか確認する必要があるので。
- すべて正確に答えた場合は「Continue」をクリック
クリックしないと次の申請フォームへ行けません。いままでのは申請フォームでなく、受給資格があるかの確認フォームです。
5.受給資格があると判断された場合は、【COVID-19 Disaster Payment claim】というフォームがでてきます。
でてこなかった人は受給資格がないと判断されたので、残念ですが今回の申請はできません。
出てきた人は「Start claim」で次に進みましょう。
6.「Continue」を押して申請を始めましょう。
7.【Residency details】では自分の詳細について聞かれるので、すべて埋めましょう。
聞かれることは以下の通りです。
- 生まれた国
- いつからオーストラリアに住み始めたか、年と日付
- 市民権のある国
- 今あるビザのサブクラスと承認された年、日付
- パスポートの番号と発行された国
8.記入出来たら「Continue」を押し、次の【Current situation】ではあなたの状況などについて聞かれるので正確に答えましょう。
聞かれることは以下の通りです。
- 指定された期間、1日分もしくは8時間は仕事を失ったかどうか
- どんな状況だったのか
- 現住所
9.記入出来たら「Continue」を押し、次の【Employment】では雇用主情報や時間数などについて聞かれるので、正確に答えましょう。
聞かれることは以下の通りです。
- 期間中の規制やロックダウンが仕事に強い影響を与えていたかどうか
- 雇用主の情報(雇用主名、雇用形態、雇用主のABN、雇用主の電話番号・住所)
- 実際に何時間仕事が減ったのか(時間数を入力)
- 期間中にとれたパンデミックの際の休暇が他にあるかどうか
上記で説明した雇用主が提供できる休暇があったかどうか。
10.記入出来たら「Continue」を押し、次の【Payment】では振込先などについて聞かれるので、正確に答えましょう。
聞かれることは以下の通りです。
- 銀行の詳細(BSBやACC、銀行に登録してる自分の名前)
11.いままで記入したすべての答えを確認し、合っていることが確認出来たら【Submit】を押して、申請完了です!
お疲れ様でした♪
まとめ
今回はオンラインでの【COVID-19 Disaster Payment】の申請方法を紹介しました。
申請内容はいたって簡単なので、オンラインで申請できる人はオンラインでの申請がおすすめです。
前まではもらえない人も多かった補助金ですが、今はどのビザの人でも条件をクリアすれば支給してもらえます。
タックスをしっかりと納めている分、返ってくるものはしっかりともらいましょう
クイーンズランドの場合は期限が8月28日までとなっているようです。これより後には申請ができないようなので、はやめはやめの申請をすることをおすすめします。
今回の申請が通れば、センターリンクからテキストにメッセージが届くのでチェックしてくださいね。
順調に審査が行われ、無事に承認された場合、通常7日以内に振り込まれるそうです。
以上、COVID-19 Disaster Paymentの申請方法【オンライン編】でした!