オーストラリアを含む4か国で展開されている支払いサービス「Zippay(ジップペイ)」。
今回は、このジップペイについての詳細と利用方法、利用にあたっての注意などをまとめてみたのでぜひご利用前にご覧ください。
Zip payとは?
Zippay(ジップペイ)はシドニーに本社を置くZip Coという金融テクノロジー企業が提供するサービスで、2013年に設立されました。
オーストラリアをはじめとした、アメリカ・イギリス・ニュージーランドの4か国に普及されています。
ZipPayを使用することで、クレジットカードを使用せずに商品を今すぐ購入して後で支払うことができます。
AfterPay(アフターペイ)と異なる点は、ジップペイを使用すると商品購入後にその代金を返済するまでの猶予が長いところ。
支払いスケジュールが週もしくは月単位で選べるため、アフターペイに比べるとより柔軟に支払い可能となります。
また月末に未払いの残高がある場合は、6ドルのアカウント維持料を支払う必要があります。
<おおまかなシステム>
ジップペイのシステムを簡単に説明すると、まず18歳以上でありメールアドレスと電話番号さえもっていれば利用することができます。
審査自体はそこまで難しくなく、登録後はすぐに利用が可能。
また、期日以内(月末まで)に支払いを返済できればアカウント保持料などの手数料を支払う必要がなく、無料でアカウントを保持することができます。
毎月の初めに前の月にジップペイを使用した分の金額の詳細が送られてくるため、それに対して月末までに全額を支払うか月額40ドルを支払って少しずつ返済していくかを選ぶことが可能です。
月額40ドルを払っている間は無利子でお金を借りたままでいることができます
返済方法は、アカウントの作成時に追加した支払い方法から自動的に直接引き落とすようにするか、自分で振り込みとなります。
Zippayの登録方法
ジップペイまたはZipMoney(ジップマニー)の登録はメールアドレスと携帯番号、身分証明書(18歳以上だということが証明できるもの)があれば簡単に作れてしまいます。
1度に最大1000ドルまで借りることができるのがジップペイです。
それ以上となるとクレジット承認を条件としてジップマニーを利用することができるようになり、2,000ドルから10,000ドルまで借りることができます。
登録方法としてはまずはじめに登録するEメールアドレスと、パスワードを設定します。
次に自分の本名(名字、名前)と誕生日、性別、住所を入力し、18歳以上であるか、利用規約を読んだかの注意書きがあるのでチェックをうったら「Continue」をクリックしてください。
登録完了後、最大1,000ドル分のクレジットラインとショッピングアカウントが付与されます。
これらを使用して商品などを購入し、通常の分割払いで返済することが可能です。
Zippayの利用方法
ジップペイの登録をする際に、支払いに使用するクレジットカードまたはデビットカードの情報を入力しておきましょう。
でないと支払いの際に選択する請求先がなく、ジップペイを利用することができません。
ジップペイを利用する際は、
- 支払いの際に(店頭でも、オンラインでも)支払い方法にジップペイを選択します。
- 店頭の際は、事前にインストールしておいたアプリのバーコードを読み込ませれば支払いが完了します。
- オンラインの際は、ジップペイにログインして支払いを完了させます。
ZipPayアカウントは、月末までに前の月の支払いが終わっていない場合、月額6ドルのアカウント保持料がかかります。
例えば6月にジップペイを利用した場合、7月1日に決算残高の記載された明細書が届き、それを7月31日までに支払い終えればその月のアカウントは無料で維持することが可能です。
ジップペイが使えるお店
<航空会社系>
Air Asia(エアアジア)
Webjet(ウェブジェット)
Experience OZ(エクスペリエンス・オージー)など
<オーストラリアのショップ系>
Myer(マイヤー)
City Beach(シティビーチ)
Cotton On(コットンオン)
Kmart(ケーマート)
Target(ターゲット)
Amazon AU(アマゾン・オーストラリア)
Kogan(コーガン)
Ebay(イーベイ)
EB Games(エービーゲームス)など
<ヘルス系>
PRICELINE Pharmacy
Pharmacy Online
Chemist Warehouseなど
以下の公式サイトのページで提携しているお店一覧がみられます。
ジップペイを利用するならアプリをインストール!
店頭でジップペイを利用する場合アプリがあるととても便利なため、ジップペイを使うならアプリはインストール必須です。
Zippay(App store)
Zippay(Google play)
ジップペイを利用するにあたっての注意点
ジップペイを利用するにあたって注意してほしい点がいくつかあります。
- 支払いは登録したクレジットカードまたはデビットカードにて支払いされるので、できるだけデビットカードを選択すること。
- 支払い期日までに支払わなければアカウント保持料が6ドル、さらに延滞料がかかります。*
- 延滞しないように支払いリマインダーを設定しておくこと。
- 支払いの返済に問題がある場合はすぐにZippayに連絡すること。
*延滞料は、契約書に記載されている金額または未払い残高の3%(いずれか大きい方)になります。
ZippayとZipmoneyの違いとは?
Zippayは、最大$ 1,500のクレジット制限がある無利子のオンラインショッピングサービスです。
対してZipmoneyは1,000ドル以上の利用に与信限度額のあるサービスで、通常のアカウントで最大3000ドル、特定のアカウントで最大50,000ドルのクレジットラインを消費者に提供することができます。
Zippay(ジップペイ) | Zipmoney(ジップマニー) | |
用途 | 1,000ドルまでの購入の場合 | 1,000ドル以上の購入の場合 |
アカウントの制限 | 最大$ 1,000 | 条件により、$ 2,000から$ 10,000 |
利息 | なし | 6か月間は0%の利息、終了後は19.9%。 |
セットアップ料金 | なし | 25ドル |
支払い頻度 | 毎週、隔週、または毎月 | 毎週、隔週、または毎月 |
延滞料 | 5ドル | 21日後に15ドル |
口座手数料 | 未払いの残高がある場合は月額$ 6 | 未払いの残高がある場合は月額$ 6 |
支払いが拒否された場合の不名誉料金 | 15ドル | 15ドル |
返済期限 | 月末まで | 利用してから一か月後まで |
まとめ
Zippayなら制限はあるもののクレジットカードのように支払いの前払いが可能なので、18歳以上であればクレジットカードをつくるよりも簡単に登録して使えるのでどんな風に使うかによってはかなり便利なサービスです。
食料品をはじめとする買い物の支払いから、オンラインショッピング、ギフトカードなどの購入など幅広く使えるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
以上、Zippayについての紹介でした